年末年始に作ったエレキット TU-8800 だが、自宅に置いて深夜メインで使っている。昼間はオフィスで TU-8200、夜は自宅で TU-8800 を使っていると TU-8200 + PS-3249R + ヘッドフォンのノイズが気になってきた。
それはさておき、TU-8800 のカップリングコンデンサを JENSEN のオイルコンデンサに置き換えてみた。
JENSENに置換する
以前にも書いたとおり、0.01μF の銅箔オイルコンデンサは早めに確保していたが、0.1μF は銅箔が入手できず、錫箔のものを入手した。
置換そのものは簡単で、半田吸い取り器などを使って既存のフイルムコンデンサを外して置き換えるだけになる。
- 巻き終わりを高圧側にする
- コンデンサの振動がノイズになるので、制振材を敷く
など色々あるらしいが、今回は方向性だけ意識してみた。
後付けでカップリングコンデンサをオイルコンデンサに置き換える場合、電解コンデンサなど背が高い部品がすでに実装されている一方で、オイルコンデンサ自体も重量があるため、
- マスキングテープで仮止めしておく
- 確実に固定できるよう、半田付けごとに固定できているか確認し、修正する
といった点は気をつけた方が良さそうだった。
解体を含めて 30 分ほどで作業自体は完了。
こういうのは最初からやっておいたほうがいいという話もあるが、個人的にはグレードアップしていく楽しみというのもあるので、基板に取り外した痕跡が残るのを除けば徐々にやっていけばいいと思う。
JENSEN オイルコンデンサの入手性
当初若干危惧はしていたが、国内での JENSEN オイルコンデンサの入手性が徐々に悪くなってきていて、秋葉原だと海神無線、春日無線変圧器ともに JENSEN オイルコンデンサを取り扱いを縮小している。
通販も含めれば、2020 年 2 月 23 日時点で 0.1μF の錫箔は入手できるが、0.01μF は入手できなくなってしまった。
Arizona Capacitors の Blue Cactus やDEL RITMO など、まだまだオイルコンデンサの選択肢はあるので JENSEN にこだわらなければ全く問題はないが、もしこだわるなら今後は eBay で個人輸入するしかなさそうではある。